内間俊子[1918-2000] Toshiko Uchima
1950年代の油彩から60年代の木版画、また1966年頃から古い木片や石などを封印したボックス・アートの制作に取り組み、70年代以降のコラージュ、オブジェまで表現の幅を広げた。ニューヨークで海を渡った日本人作家たちの多くを世話し、渡米中の芥川紗織がイサム・ノグチらとともに内間氏宅で写った写真も残っている。
1918(大正7)年、満州生まれ。旧姓、青原。
1937-39年 神戸で小磯良平に師事し、アトリエに通う。
1952年 上京、同年と翌年53年に第5回読売アンデパンダン展に油彩出品。
1953年 デモクラート美術家協会に参加し、56年の解散まで出品。久保貞次郎や瑛九のもとで活動。
1954年 瀧口修造・詩の詩画集『スフィンクス』に木版画を寄せた。
1955-56年 日本女流版画化協会創立会員として版画を発表。デモクラート会員の画家、内間安瑆と結婚。
1960年 渡米し、以後ニューヨークに居を移し活動。その後もニューヨークを中心に個展を開催し、日本のストライプハウス美術館でも夫との二人展を定期的に開催した。
(「前衛の女性1950-1975」展カタログ(2005年)、栃木県立美術館、p.144から一部抜粋)
- Year
- 1977
- Medium
- ボックス・アッサンブラージュ(ミクストメディア)
- Size
- h32.6 × w26.2 × d7.4 cm
- Stock
- ×
SOLD
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