アンデスコンドルのアンアンがモデルの肖像彫刻。
阿吽(あうん)像として2体制作されたうち、阿形(あぎょう)の方のアンアンです。
古代インドの梵字アルファベットで、初めにくる「阿」と終わりにくる「吽」。
古来日本では「阿吽」の2文字は万物の初めと終わりを象徴するものともされます。
アジアの具象彫刻としても、阿吽像は仁王や狛犬などに用いられてきた古くからの対の様式で、古典に明るい作家ならではの発想です。
開けた口元から聞こえる「あ」の音と、刹那の動きを感じさせます。
- Year
- 2021
- Medium
- 脱活乾漆
(漆、檜、麻布、コパル、漆彩色) - Size
- 35 × 48.5 × 20 cm
- Stock
- ○ Available
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