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ART FAIR
ART OSAKA 2025

- 谷口 歩
- wireworks -bubble-
- 2022-2025年
- ワイヤー
- 48.2 × 39.5 × 10.5 cm
- 会期・会場
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大阪
2025
06.06
(fri)
06.08
(sun)
Galleries Section
VIPプレビュー | 6(金) 13:00-15:00 ※VIP招待の方のみ
プレビュー | 6(金) 15:00-19:00 ※VIP、招待者、プレス関係者のみ
一般公開 | 7(土) 11:00-19:00 8(日) 11:00-17:00大阪市中央公会堂 3階 (中集会室・小集会室・特別室)
〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-27
ギャラリー石榴ブース:C-6
- 概要
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この度、ギャラリー石榴はART OSAKA 2025 Galleries Sectionに参加いたします。ART OSAKAは国内では最も長い歴史を持つアートフェアで、主に日本の若手から中堅の現代美術作家の動向が見られるプラットホームです。会場となる大阪市中央公会堂は、複数の文化スポットが集まる中之島エリアにあり、その歴史的な美しい近代建築も見どころになります。
本年は、ベルリンを拠点に、ドローイングを軸に制作するアストリッド・コッペと中原一樹、東京をベースに立体を「編む」谷口歩らの現代アーティストと、90年代前半まで関西を拠点に活動し、近年再評価が進む木下佳通代の80年代後半の仕事を取りあげ、現在と過去にまたがる4名でブースを構成します。この機会にぜひご高覧ください。
- 出展作家
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ART OSAKA 2025 Official | Exhibitors | Gallery Sekiryu
アストリッド・コッペ | Astrid Köppe
1974年ドイツ・ケーテン生まれ。ベルリン在住。初期から現在に至るまで、ドローイングをベースとして制作。A4紙に半具象の有機的なオブジェクトを、背景なしで描くという、標本図を思わせるスタイルを貫いている。それと並行させる琺瑯(ホウロウ)による大型の平面作品は、ガラス質独特のつやめきと滑らかなテクスチャーをもち、コッペのドローイングに特徴的な地と図の関係性を損なうことなく、その視覚言語をダイナミックに展開する。また彫刻やインスタレーションも、ドローイング・ワークを3次元に拡張したもので、見なれた素材にひねりを加えながら「ものを違った視点で見る」ことの可能性を、可笑しみをこめて伝えている。
中原一樹 | Kazuki Nakahara
1980年香川県生まれ。2005年よりベルリン在住。色鉛筆や木炭を用い、繊細な線の集積をベースにしたドローイングを制作。まるで線で編まれた織り地に、ふっとほころびやほつれが生じたかのような中原のドローイングは、前衛書道家の祖父と父をもつ彼のルーツを思わせ、静謐で即興的な余白との対話を特徴とする。ときに光のゆらめきや、雲の生成といった自然現象を、ときに望洋とした風景を想起させる一貫したドローイング・スタイルへの評価は高く、2017年にベルリン美術館のクリスティーネ・ペルゼン賞、2020年にエグモント・シェーファー賞を受賞。ドイツ内外のギャラリーや美術館で展覧会の開催をつづけ、このたび日本では久しぶりの発表となる。
谷口 歩 | Ayumu Taniguchi
東京生まれ。2008年ころより、手芸やフラワーアレンジメントで使われる地巻きワイヤー(白系の薄紙が巻かれた針金)を用い、動植物の器官を思わせる有機的なオブジェの制作を行う。指サックをはめた指先だけで編みあげられた立体物の網目は、内側と外側を可視化させ、強い光線ではドローイングのような陰影を、柔らかな光線では煙や霧のようなあいまいさを作品に与える。まるで皮膚の延長を思わせるように「編む」「縫う」「結ぶ」行為を基調として、自然や身体の組成によりそった造形をつづける。
木下佳通代 | Kazuyo Kinoshita
1939年神戸市生まれ。関西を中心に活動。1970年代に「存在」や「知覚」、「認識」を問う理知的な写真作品によって成果と評価を積む。1980年から、外部より与えられたイメージを用いる写真から、主体的に線と色とで「描くこと」へと、大胆に方法と素材を転換。木下がいう「もう一つの自然、あるいは実在」となりうる抽象絵画の探究は、1982年以降、色数をしぼった筆触のせめぎあいによって、絵画にしか作りえない空間を求め、1994年に55歳で病に没するまで続いた。没後30年の回顧展(大阪中之島美術館、埼玉県立近代美術館、2024年)が、戦後関西を代表する美術家のひとりとして仕事の全貌を紹介。作家の「存在」への問いが、活動期間を通して一貫したものであり、これまで十分知られてこなかった80年以降、絵画の神秘に魅了され、果敢に挑んだ成果はあらためて反響を呼んだ。
- 出品作品
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アストリッド・コッペ
No.Z21_149Untitled #Z21_149
2021年
紙にグラファイト水彩、水彩、鉛筆
29.7 × 21 cm -
アストリッド・コッペ
No.i2506_197Untitled #197
2025年
スチールにエナメル(琺瑯)
160 × 120 cm -
アストリッド・コッペ
No.i2506_HE004Untitled #HE004
2024年
卵殻、馬毛、ガラス、布、ポリエステルフリース、木
14 × 14 × 13.5 cm -
中原一樹
No.4077untitled (K-R 02)
2025年
手漉き紙に色鉛筆、木炭
72 × 46 cm -
中原一樹
No.i2506_4untitled
2025年
紙に色鉛筆、木炭
70 × 50 cm -
谷口 歩
No.i2605_5wireworks -Bubble-
2015-2025年
ワイヤー
サイズ可変(42.0 × 30.0 × 29.0 cm) -
谷口 歩
No.i2506_6wireworks -bubble-
2022-2025年
ワイヤー
48.2 × 39.5 × 10.5 cm -
谷口 歩
No.i2506_10wireworks -うねる わ-
2015年
ワイヤー
30.8 × 28.0 × 8.0 ㎝ -
木下佳通代
No.i2506'89-CA561
1989年
キャンバスに油彩
F30(74 × 92 cm) -
木下佳通代
No.4071'86-CA332
1986年
キャンバスに油彩
F3(28 × 22 cm)
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PAST
過去の展覧会