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江波戸陽子展 / 地上は思い出 Yoko Ebato Exhibition / Nostalgia for the Present

- 江波戸陽子
- わに
- 2023年
- 紙に色鉛筆、カーボン、パネル
- 14.0 × 18.0 cm
- 会期・会場
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南青山Room
2023年
08.31
(thu)
09.16
(sat)
13:00-18:00
日・月 休廊
松本
2023年
09.30
(sat)
10.15
(sun)
10:30-18:00
月・火 休廊 10/9(月・祝)開廊
- 概要
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この度ギャラリー石榴では、現在を未来の地点から眺め、事物をぽつねんとした姿で絵画化する作家・江波戸陽子の個展を開催いたします。
和紙にカーボンで転写され、版画と肉筆の中間にあるような線や、余白でみせる独特の“間あい”、物の存在に寄りそう繊細な色づかいは、どこかはかなげで、どこか懐かしい空気を漂わせます。
私たちをとり囲むカタチあるあらゆるものは、やがて遺品になり、遺跡になり、命あるものも生前の姿となる−
そんな「現在への郷愁」の感覚にみたされた作品、30余点を展覧いたします。作家在廊日:[青山] 9/2(土)、9(土)、16(土)、[松本] 30(土)
- 作家ステイトメント
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作家の言葉は答えではなく、新たな問いだと思っています。
電車内の落とし物を販売する「鉄道忘れ物市」というイベントがあります。
会場には傘や鞄などたくさんの物が並びます。それらはみんな誰かの物で、どこかで発明され、生産された物でした。
生産時、販売時、使用時それぞれに大小何らかのエピソードがあったと思われますが、
詳細は分からなくなりました。あるいは手作りの贈り物だったかもしれません。
そして持ち主不在のまま時間が流れています。現在を過去として捉える
あらゆる物は思い出として
時の流れのなかにある今目の前にある物も、いずれ誰かの思い出の品になるのでしょう。
この世界を去った人々と、いずれ去りゆく私たち。
物はただ思い出と共に、そこにあります。
- 作家略歴
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1988 東京生まれ
2011 多摩美術大学 絵画学科油画専攻 卒業
2013 多摩美術大学大学院 美術研究科修士課程 絵画専攻 修了
東京在住賞歴
2011 第16回福沢一郎賞受賞
2014 ワンダーシード2014入選
2021 第5回アワガミ国際ミニプリント展入選
第6回星乃珈琲店絵画コンテスト優秀賞(岡村桂三郎氏推薦)受賞
2022 Independent Tokyo 2022 審査員特別賞(かんの自然氏推薦)受賞
第1回FEI PURO ART AWARD スタンダード部門入選
2023 第7回宮本三郎記念デッサン大賞展佳作
第2回FEI PURO ART AWARD スタンダード部門入選個展
2021 「何を見ても何かを思いだす」(OgalleryUP・S・東京)
2022 「思い出はどこへ」(一日・東京)
「今は昔」(JINEN GALLERY・東京)
「昔は今」(アートルーム企画室•東京)
2023 「十年一日」(JINEN GALLERY・東京)
「江波戸陽子×古美術 こちら未来 〜それでも、世界は続いていく〜」
(Quadrivium Ostium・神奈川)
PAST
過去の展覧会