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No.af2309-11
雪鴞卣(せつきょうゆう)
乾漆(漆、麻布、木粉、卵殻)
H33 × W25 × D35.5 cm -
No.3790
Bloom no.1
乾漆(漆、麻布、檜)
H170 × W30 × D30 cm -
No.3791
Bloom no.2
乾漆(漆、麻布、乾漆粉、桜、檜葉)
H140 × W30 × D30 cm -
No.3855
Bloom no.3
乾漆(漆、麻布、乾漆粉、真珠、銅、杉)
H130 × W30 × D30 cm -
No.i2208_7
Cactus
乾漆(漆、麻布、乾漆粉、金箔、カヤ)
H29 × W12 × D12 cm -
No.i2208_1
苺
乾漆(漆、麻布、和紙、金粉)
H15 × W13 × D13 cm -
No.i2208_3
西瓜
乾漆(漆、麻布、乾漆粉、白蝶貝、孔雀石、紫金石)
H11 × W20 × D12 cm -
No.i2208_5
蜜柑
乾漆(漆、麻布、螺鈿)
H12 × W12.5 × D12.5 cm -
No.i2208_4
桃
乾漆(漆、麻布、金粉)
H12 × W12.5 × D12.5 cm -
No.i2208_2
葡萄
乾漆(漆、麻布、螺鈿、乾漆粉、檜)
H15 × W13 × D19 cm
作家略歴
1996 東京生まれ
2021 東京藝術大学 美術学部工芸科漆芸専攻 卒業
2021 東京藝術大学 大学院美術研究科工芸専攻漆芸領域 入学
2021 アートワクチンオーディション 舘鼻則孝賞
2021 メトロ文化財団賞 受賞
2021 藝大アートプラザ大賞 入選
2022 アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション 優秀賞
2022 AAC学生立体アートコンペティション 優秀賞
2023 国際漆展・石川 2023 入選
2024 東京藝術大学 大学院美術研究科工芸専攻漆芸領域 修了
[個展]
2022 「FROM EARTH TO SKY / 中居瑞菜子」(ギャラリー石榴/東京・長野)
[グループ展]
2018 「分岐展」(東京藝術大学上野キャンパス音楽学部大学会館)
2018 「ごあいさつ展」(東京藝術大学漆芸アートギャラリー)
2019 「工芸と身体」(東京藝術大学大学美術館陳列館)
2021 「藝大アートプラザ大賞展」(東京藝術大学構内)
2021 「第69回東京藝術大学卒業・修了作品展」(東京藝術大学構内)
2021 「藝大アンダーグラウンド」展(東京メトロ銀座駅構内)
2021 「サマーアートミーティング」展(galerieH/東京)
2021 「うるしのかたち展」(東京藝術大学陳列館/東京)
2021 「藝大アーツイン丸の内 2021」展(東京丸ビル/東京)
2021 「SIBUYA STYLE vol.15」(渋谷西武/東京)
2023 「-zen- TOKYO GEIDAI JAPAN ART WEEK」(Blue Gallery/ニューヨーク)
2023 「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2023」(ギャラリー石榴/マリンメッセ福岡)
2024 「第72回東京藝術大学卒業・修了作品展」(東京藝術大学大学美術館)
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1) 制作するうえで、大切にしていることは何ですか?
楽しんで最後まで作ること、こだわりを妥協しないことです。
2) 漆のどんなところに魅力を感じていますか?また、複雑で長い漆の制作工程のなかで、お気に入りの工程はどこですか?
何層も漆を重ねて手間をかけるほどに美しく奥深い形体になるところ、磨き上げた時の艶がたまらなく好きです。また、様々な色を使えるところと螺鈿や蒔絵などの加飾をした時の輝きに魅力を感じています。お気に入りの工程は、粘土で原型を試行錯誤しながら作る時、漆と砥粉を練り合わせて出来る錆というペースト状のものを作品に付ける時、そして最後に作品を磨いて艶を出す工程です。
3) 制作のアイデアはどのように生まれますか?あるいは、どのようにモティーフを決定するのですか?
日々の生活の中で常にアンテナを張って、心惹かれるものや色を探しています。自然が作り出した形に魅力を感じる事が多いです。興味があるモチーフはとことん観察をして魅力を引き出すようにしています。Bloomは、元々花を描くのが好きでスケッチをしていく中で赤い一輪の花が気に入り、そこから自分好みの形に変化させていきました。果物シリーズは、果物のコロンとした可愛らしさ、瑞々しさをポップに手のひらサイズで表現したいという思いから制作しました。
4) 制作に影響を与えると感じるものは何ですか?
ときめくもの、興味深いものに出会った時に制作意欲とアイデアが湧いてきます。美術館や画集で見たお気に入りの作品、街の花屋や八百屋で出会う花や果実、身近な友達や作家さんと話したりすることがインスピレーションのかけらになっています。
5) 美術に関わるようになったきっかけを教えてください。
物心ついた時から何かを作り出すのが大好きで、常に手を動かして工作や絵を描いていました。そこから高校生になって自然と美術大学に興味を持ち、藝大に入学したので、大きなきっかけがあったと言うよりは美術に関わるのは私の人生において必然だったと言えます。これからも一生制作活動は続けるのだと思います。工芸に興味を持ったのは、高校生の時に明治時代の超絶技巧を見て、当時細かい作業が大好きだった私は衝撃を受けると共に工芸に強い憧れを持ったのが始まりです。その後実際に様々な素材を触ってみて、漆の塗って研ぎ重ねる作業工程が気に入り、今の漆芸作家に至ります。