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No.3491
少女と羊
E.A
エッチング
4.6 × 4.5 cm -
No.3518
少女と羊
E.A
エッチング
4.6 × 4.5 cm -
No.3494
少女
献辞
エッチング
5.7 × 3.7 cm -
No.3495
少女と花
不詳
エッチング
4.9 × 4.9 cm -
No.3508
魚
不詳
エッチング
5.5 × 5.6 cm -
No.3492
魚
E.A
エッチング
5.5 × 5.6 cm -
No.3493
教会と犬をつれた少女(青)
E.A (ed.50)
エッチング
3.9 × 5.8 cm -
No.3504
少女と鳥(緑)
ed.50
エッチング
5.7 × 5.7 cm -
No.3040
作品名不詳(舟と魚)
ed.50
エッチング
10.8 × 8 cm
1911年富山県〔現高岡市中川〕生まれ-2004年
南桂子は終戦の年に富山より上京し、30代後半は童話と絵画の制作に取り組んだ。
後に世界的な銅版画家となる夫・浜口陽三に伴って、より良い制作環境を求め、
1954年に43歳でパリに移住、すぐさま本格的な銅版画制作をスタートさせた。
フリードランデル研究所で銅版画技術を学び、数年のうちフランス文科省買い上げ、
当地の画廊との専属契約、ニューヨーク近代美術館やユニセフのクリスマスカードに採用-
いずれも50年代末までの出来事だが、この時期に定まった南の作品世界は、
その後続く約40年の制作活動において、いわゆる作風の変化や時代の影響とは無縁に温存され、保たれ続けた。
ただ50~60年代の絵柄の多様性、斬新さ、そしてとりわけ抽出密度の高い無垢さには特筆すべき力がある。
「童話のような」と形容され、物語の一場面を感じさせる特徴をもつが、
同時に、つかみどころない夢や無意識を注意深くとどめおくような、繊細な世界でもある。
刺繍のステッチを思わせる、たどたどしさを残した線。
密に描きこまれた部分と、大胆に空けられた余白の対比。
一定温度を保った、抑制された色彩。
砂糖菓子のようなかわいさとは一線を画すストイックさや寂寥感、
淡々とした孤独が溶け合ったところに、他にはない魅力をやどしている。
南作品への愛着は、近年、世代や国境を越えますます広がりをみせている。
COLLECTION50音順
国内
- 愛知県美術館、愛知
- 大川美術館、群馬
- 大原美術館、岡山
- 青梅市立美術館、東京
- 軽井沢現代美術館、軽井沢
- 京都国立近代美術館、京都
- 黒部市美術館、富山
- 群馬県立近代美術館、群馬
- 群馬県館林美術館、群馬
- 慶應義塾大学アート・センター、東京
- 国立国際美術館、大阪
- 高岡市美術館、富山
- たばこと塩の博物館、東京
- 千葉市美術館、千葉
- 帝国ホテル、東京
- 東京国立近代美術館、東京
- 栃木県立美術館、栃木
- 富山県立近代美術館、富山
- 富山県立高岡西高等学校、富山
- 新潟県立近代美術館、新潟
- 兵庫県立美術館、兵庫
- 町田市立国際版画美術館、東京
- 宮崎県立美術館、宮崎
- ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション、東京
- 武蔵野市立吉祥寺美術館、東京
- 山梨県立美術館、山梨
- 和歌山県立近代美術館、和歌山
海外
- ヴィクトリア・アルバート美術館、イギリス(ロンドン)
- テート・モダン、イギリス(ロンドン)
- シンシナティ美術館、アメリカ(シンシナティ)
- カンサス美術大学スペンサー美術館、アメリカ(カンザス州ローレンス)
- ニューヨーク近代美術館、アメリカ(ニューヨーク)
- ボストン公立図書館、アメリカ(ボストン)
- ポートランド美術館、アメリカ(ポートランド)
- ボルチモア美術館、アメリカ(ボルチモア)
- レジオン・ド・ヌール勲位美術館・サンフランシスコ、アメリカ(サンフランシスコ)
- ロサンゼルスカウンティ美術館、アメリカ(ロサンゼルス)
- ワシントン美術館、アメリカ(ワシントン)
- デュッセルドルフ美術館、ドイツ(デュッセルドルフ)
- ハンス・ランゲ美術館、ドイツ(クレーフェルト)
- パリ市、フランス
- フランス国民教育省、フランス
- フランス国立図書館、フランス